映日記

ままならない日々のこと

ゆらめく不思議な色合い|2024年3月14日(木)

 

友人に手紙の返事を書く。

便箋を選んでいるとまだ一度も使っていないMD用紙のレターセットが発掘された。それならと、久々にガラスペンとインク瓶の入った箱を引っ張り出す。

そこそこの数があるインクの中から、季節にあった名前のものや気に入っているものをいくつかピックアップしてまずは試し書き。今日はセーラー「ゆらめくインク 白夜」、きみに決めた。

 

ガラスペンにインクを吸わせて書き始める。このインク、書いてすぐは少し薄めの色味だが時間が経つにつれてじんわりと本当の姿を見せてくれる。青とも紫とも言える名前の通りゆらめく不思議な色合いで、それを眺めているだけで時間を忘れそう。

ガラスペン、インク、便箋。お気に入りのものたちで大事な人に手紙を書く時間は穏やかで贅沢なものだと感じた。書き終わり、ペン先をコップの水で洗うとそれもまた美しい。

 

現在は手紙を出すには84円切手が必要だ。ストックを見てみると、82円の切手シートしかない。郵便の値段がつぎつぎ変わるとこういうのが困るんだよなあ……と一抹の不満を抱きつつ、鉄が熱いうちに郵便局へ行くことにした。

持っていた82円切手に2円切手を買い足して送ることにする。家にあったシートにはまだ5枚残っていたので、2円切手も5枚買っておいた。切手を5枚も買って10円玉1枚で済むのがなんだかおかしい。

その場で封筒に貼って、郵便局の外にあるポストに投函した。

普段はLINEでもやり取りしている友人だけど、手紙のゆっくりとした速度でのコミュニケーションはまったく別物のたのしさがある。次に返事が来るのはいつかな、と気長に待つこの時間も大切に思っている。