映日堂

ままならない日々のこと

30代の滑り出しとして完璧な1日|2024年4月2日(火)

今日はわたしの誕生日。30歳になった。

20代のうちはずっと焦っていたけど、30代への突入を目前に控えた頃からずいぶん落ち着いてきて、今は当時に想像していたよりずっとたのしく毎日を過ごしている。そのことが本当にうれしくて、苦しい20代を生き抜いた自分にお疲れさま、ありがとうと言いたい。

とはいえ普通の平日だから、夫は仕事へ行きわたしもいつもと変わらない過ごし方をする。ケーキは週末に……と思ったが用事があり買いに行くのが難しそう。来週末までおあずけになってそれはちょっと悲しい。

 

午前は図書館に行った。予約を入れていた本が届いたと連絡があったのだった。

ついでに新刊コーナーを軽く物色すると、読みたいと思っていた本や好きな作家さんの新刊を見つけたりしてそれらも借りることにした。他にも「これどんな内容だろう」と気になって数冊手に取ってみたりして、あれ、本へのアンテナが早くも復活してきているかもしれないと感じた。本が輝いて見えるなんて最高の誕生日じゃないか。

その後は近くの公園に立ち寄って木々を眺めながら少し滞在。iPadで作業などしていたら時間はあっという間に過ぎて、借りた本を読みもしたかったけどお腹がすいたので帰ることにした。

 

家に帰って昼食の準備をする。昨夜食べずに残しておいた、ブロッコリーとしらすのスープを温めた。たくさんのブロッコリーがくたくたにやわらかくとろけて最高においしい。ひさしぶりにこんなに野菜を食べたかもしれない。満たされた。

 

午後からは読書に勤しむことにした。手に取ったのは図書館で借りた『君が手にするはずだった黄金について』。13時頃から読み始め、途中におやつ休憩などを挟みつつ気づけば読了。時計を見ると16時半だった。まさか1日で読み終わるとは思ってなくてちょっと焦る。しかし本を1冊読み切るというのもなんとも最高の誕生日だな。

 

総じてわたしの30代の滑り出しとしては完璧な1日だったと言えよう。本が読めてごはんがおいしい、それさえあれば人生怖いものはない。