わたしは現在、とある市の端っこに住んでいる。ここは市の中心部からは遠く、隣接している市の中心部の方がアクセスが良い。だからスーパーマーケットやドラッグストアでの普段の買い出しは、もっぱらその隣市へ出向いている。
基本はそれで何の問題もない。しかし1つだけ、ちょっとした不便を感じている。ゴミ袋の調達についてだ。
わが市ではゴミ袋が有料で、市指定の袋を買う必要がある。そして当たり前だが、それは市内のお店でしか取り扱われていない。つまり「あ、ゴミ袋が切れそうなんだった」と買い物途中で思い出しても、そこが隣市だとそもそも売られていないのだ。
隣市の店頭に並んでいるのは隣市指定のゴミ袋ばかりである。近いんだからちょっとぐらい取り扱ってくれても……と思わなくもないが、こればかりはしょうがない。
ゴミ袋ひとつのために普段あまり行かない在住市の繁華街へ繰り出し買い物をする羽目になる。コンビニでも売られているためそこで調達する場合もあるが、どっちにしろゴミ袋をついで買いできないのは少々かったるい。
ほぼ隣市の住人みたいな生活をしていながら、ゴミ出しという生活の根っこのところでは今住んでいる市の住人であることを強く認識させられるのであった。
今週のお題「となり街」