映日堂

支店

マルちゃん正麺に舌鼓を打つ

昼ごはんに、マルちゃん正麺のカップ麺を食べた。

普段カップ麺を選ぶときは安いもの、大体100円くらいだとうれしいなという基準があるから、300円近くするマルちゃん正麺はわたしにとって超高級品だ。それでも無性に「おいしいラーメンを手軽に食べたい!」と思い買ってみることにした。まあコンビニなんかに行くとランチ1食分に倍の金額を使ってしまったりするし、それと比べたら安いもんだろうなどともにょもにょ言い訳を考えつつ。

選んだのは醤油味。お湯を入れて5分、一口すすってすぐに即席麺とは思えないクオリティに驚いた。特に麺は本当に生麺のようで、少しもっちりと弾力がある。そういえばマルちゃん正麺が袋麺で初めて登場したときもめちゃくちゃ感動したんだったなあ、とそこで鮮明に思い出した。たしかあのときもCMで「まるで生麺!」と宣伝していた。大げさに言ってら〜と思いつつも食べてみて、その言葉が誇張ではないと実感したのだった。ここ数年ほどラーメンを食べる機会がほとんどなく、マルちゃん正麺もその例に漏れずしばらく口にしていなかった。その上カップ麺バージョンは今回初めて食べたわけで、家で簡単にこんな高クオリティのラーメンが食べられることに改めてしみじみと感謝することになった。

そういえばモニタリングか何かで「高級レストランで冷凍食品を出されたら気づくか?」みたいなドッキリがあったが、マルちゃん正麺をラーメン店で出されてもわたしは気づかずうまいうまいと食べてしまいそうでこわい。

しかし悲しいことにわたしは少食で、カップ麺は1食分だとお腹がぱんぱんになってしまう。今回のようにどんなにおいしくとも、食べ終えた時点で「しばらくカップ麺はいいかな……」と思ってしまうほどには。しょうがないから、気になるほかの味はこの苦しさを忘れた頃に手を出してみることにしよう。