映日堂

支店

パスタソースをうどんにかける日々

パスタソースをうどんにかけて食べるのが好きだ。

1人で食べる平日のお昼ごはんに、乾麺のうどんを茹でることが多い。週2〜3回くらいの頻度で食べている気がする。世間では冷凍うどんの人気が高いと感じているが、あれはわたしにはもちもちしすぎている。うちで常備している乾麺タイプのうどんは冷凍と比べて細麺で、自我を保ちつつも(大事)程よい歯切れの良さが大変好みなのだ。余談だが、我が家の冷凍庫は常にパンパンなので常温保存の乾麺はそういう意味でもありがたい存在である。

しかし、そんなにしょっちゅう食べてるとさすがに飽き……はしないけど味変はしたくなる。ノーマルな「かけ」「つけ」以外の可能性を見出したくなる。それをお手軽に叶えてくれるのがパスタソースというわけだ。

……な〜んて、さも大発見をしたような口ぶりだけれど、たぶんみんなやってんだろうな。なんならパスタソースのパッケージ裏にも「うどんにかけても!」って書いてあるし。しかもわたしがかけるのは、基本的にたらこ系とカルボナーラの2種類しかないし。この2つは外さないからね。まあでももう少し話を聞いてほしい。

カルボナーラ各種の中でも、特にうどんに合うと個人的に思っている商品がある。「だし香る和風カルボナーラ」(キューピー)だ。かつおだしが効いていて、カルボナーラ本来の濃厚さにうまみがドカンと合わさって最高にうまいソースだ。で、「和風」なんだからうどんとの相性もそりゃ抜群である。

しかし「和風カルボナーラ」ってけっこうおもしろい存在じゃないか。こういう、洋食と和食を都合よく混ぜ合わせたうまいものを食べてると、食に貪欲な日本に生まれてよかったなと思ったりもする。大袈裟な表現ではあるが。

わたしは大人になって以降パスタ麺が少々苦手(理由は自分でもよくわからない)になってしまって、パスタを一人前食べ切ることができない。だからおいしそうなパスタソースがあっても、夫が食べているものをひと口分けてもらうだけだった。しかしうどんという活路が見出されて、最近はわたしもパスタソースを楽しむことができるようになったのだった。

そんなわけで、うどん×パスタソースが好きだぜという話でした。乾麺の細いうどんだからこそ、より相性がいいんだと思う。ペペロンチーノとか明らかにうどんとは合わないであろうものもあるけれど、ぼちぼち他のソースも試していこうと思っている。まずは、この文章を書きながら「ド定番なのにまだかけてないな??」と気づいたミートソースからいってみることにする。うーむ、あまりに安牌すぎるかしら。

今週のお題「かける」