映日堂

ままならない日々のこと

ごはんを作るということ

最近、毎日ごはんを作ることができている。

料理をした日はメニューを手帳に記録していて、それを見返してみるとどうやら1ヶ月以上前からほとんど毎日作っているようだ。

これは8年前に結婚して以来初めての快挙である。

というのも、わたしは体調が安定していなくて、やる気がどーんと出て家事やら仕事やらをどんどんできちゃうときと、がくんと崩れて何もできないときとを繰り返してきた。

だから毎日継続して何かをやるということが困難だった。

それが、先月の初め頃から妙に調子が安定してきている。波の上がり下がりが緩やかになって、上がりすぎることもなければ下がりすぎることもない状態が続いているのだ。

おかげでごはんを作るという習慣を定着させることが叶いそうで、これは悲願だったから本当に本当にうれしい。

我が家は基本的に、しっかり料理をするのは夕食時のみだ。多めに作って残りは翌日の弁当にする。つまり一度作ったら2食分になるという、ちょっと横着なシステムを採用している。

今までの不安定だった日々は、料理ができないときは簡単な市販品を利用していた。冷凍食品や缶詰、時にはスーパーで買ったお惣菜。こういうメニューが続くと夫に申し訳ないなと感じていたし、食費もかさむ。

毎日食事を用意できるようになると、そういう罪悪感とは無縁になるし、弁当を持たせれば食費も大幅に節約になる。

そして何より、やっぱり手作りの食事はおいしい。これに尽きると思う。

料理ができればごはんに関する心配や不満がなくなり、精神衛生上とても良いのだ。

このままこの新しい習慣を継続していけるように、あまり力まずゆるい気持ちでやっていこうと思う。