映日堂

ままならない日々のこと

ちょっといい音質でサザエさんを観る

日曜夕方6時半、わたしはサザエさんを観ることにしている。これはもう習慣というか、惰性というか、ルーティンだ。

いつもはこの時間に同時に夕食を取るのだが、今日は夫が買い物に出かけていた。だからわたしは1人でフジテレビにチャンネルを合わせる。

夫が出かける直前まで、テレビをスピーカーに繋げて音楽を聴いていた。そのことを、テレビをつけてすぐ思い出した。

すかさず流れる、サザエさんのオープニングテーマ。スピーカーを通して、普段より良い音質でその旋律がリビングに広がる。

それがおかしくて、でもひとりだから誰とも共有できなくて、微妙なにやけ顔でそのままサザエさんを観た。

しかしスピーカーから流れるサザエさんたちの声には割とすぐに慣れて、そのまま最後まで視聴した。臨場感のあるサザエさんも、まあたまには悪くないが、明らかに不必要な高品質さではある。

じゃんけんには勝った。負け越しだったから、ひとり「よっしゃ!」と声を上げた。