映日堂

ままならない日々のこと

気に入らないから捨てちゃいたい、けど

 

家で過ごしていると、目に入るものすべてが気に入らないと感じるときがままある。今がまさにそういう時期で、片っ端から捨ててしまいたい衝動に苛まれている。

しかしいざ1つ1つのものに目を向けてみると、これは必要だから捨てられない、あれはまた使うから捨てられないとなって、結局ほとんどのものはそのまま取っておくことになるのだった。不思議だ。1つ1つは必要な(はずの)ものなのに、それらがたくさん集まると「なんか気に入らないものの集まり」になってしまう。

昔、衝動的に断捨離したことが何度かある。そういうとき餌食になりやすいのは本で、もう読まないであろうものをごっそりと古本屋に持っていったりした。しかしその後「あの本また読みたい……あ、売っちゃったんだ」みたいな事態が繰り返し起きたため、勢いに任せた断捨離はもうしないと誓わざるを得なかった。

今のこの捨てたい期も、だから必死に耐えている。しかし常に「捨てたい!」とイライラしながら過ごすのはあまりに苦痛だ。わたしはミニマリストにはなれないといい加減悟ったし、目に入るものが気に入らないなら収納を工夫する方向で動いてみようかと考えるなどしている。

 

今週のお題「捨てたい物」